忍者ブログ
金融関連の情報を発信
[34] [33] [32] [31] [30] [29] [28] [27] [26] [25] [24]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


会場大型化、イベント ホテル、総会特需
 
 東京都内のホテルが相次ぐ株主総会の開催でにぎわっている。M&A(企業の合併・買収)の活発化を背景に、企業が「株主重視」の姿勢を打ち出し、本社ビルなどで開催していた総会をホテルで行うケースが増加しているためだ。個人株主の満足度を高めるため、総会後に開催する懇親会やイベントも豪華になっており、投資ファンドなどによる株主提案に神経をすり減らす企業とは裏腹に、ホテル側は“総会特需”に沸いている。

 新日本製鉄は25日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で株主総会を開いた。従来は東京本社内の会場を使っていたが、昨年の総会で1600人余りが参加し、席が足りなくなる事態となったためホテルに変更した。しかし、今年も過去最多の2754人が出席。準備した席はほぼ埋まった。

 都内のホテルでは前年に比べて株主総会の会場受注件数が軒並み増加している。需要の高い「御三家」では、帝国ホテル東京、ホテルオークラ東京とも前年に比べて4割増加し、ホテルニューオータニも6月の開催分だけで前年比6割増だ。

 懇親会だけをホテルで行うケースも増えているが、背景には「利便性が高く、サービスが行き届いたホテルは企業側も安心できる。株主の満足度も高い」(帝国ホテル東京)ことがあるようだ。

 グランドプリンスホテル高輪・新高輪は「個人株主が増え、懇親会も盛大化したため、売り上げは3割増加した」(企画課)という。

 最近の株主総会は「以前のようなシャンシャン総会とは違い、開催時間の延長を想定して会場を終日貸し切る場合が多い」(ホテルオークラ東京)。リハーサル時の貸し切りや株主、企業の宿泊もあり、ホテル側にとっては1回の受注で多くの収入が見込めるため、「魅力的な市場になりつつある」(グランドプリンスホテル新高輪)。企業業績の回復や株主総会の開催日の分散、本店所在地や隣接地に限られていた総会開催地の規制が撤廃されたことも、ホテルには追い風となっている。

 株主総会は毎年同じ会場で開催する企業が多いため、各ホテルでは出迎えや案内などサービス面を充実させ、顧客の囲い込みに乗り出している。今後も企業側の株主重視の姿勢が強まるのは確実。ホテル間の受注競争は激化の一途だ。

(2007/06/26 14:20 Sankeiweb)

[PR]
 マスターカード

 

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索